


製品概要
ジグザグ選別機SASシリーズは、装置上部から投入した原料をジグザグ形状のダクトで滞留させながら負圧の吸引気流と正圧の送風を組み合わせた二方向エアフローで比重差を利用し、繊維くず・軟質プラ・紙片・発泡系プラ片・粉塵などの軽量異物だけを最高99%の精度で巻き上げ除去し、重量物を下部へ排出する風力式選別機です。密閉チャンバーとエアロック付きロータリーバルブがクリーンな作業環境を維持しつつ、小型(処理能力2–3t/h)から大型(6–8t/h)まで選べます。
省スペース縦長設計とシンプル構造が長時間の連続運転と容易な保守を両立します。
5つのポイント
Point
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01風力で異物を選別回収
負圧吸引と正圧送風を組み合わせた二方向エアフローにより、繊維くず・紙片・軟質プラスチックなどの軽量異物を気流で上方に搬送し、比重の大きい有価物は重力で下方へ分離排出します。
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02多様な原料に対応
ASR(自動車破砕残渣)、小型家電リサイクル、リサイクルプラスチック原料のコンタミ除去など、粒径3〜100mmまでの多様な原料に対応します。
※対応可能材料の寸法は機種により異なります。 -
03コンパクト設計と連続運転対応
縦長筐体による構造上、コンパクト設計で設置面積を最小限に抑える事ができます。負荷のかかる可動部が少なく、構造上異物にも強い(詰まりにくい)設計のため、24時間連続運転にも向いています。
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04選別率 最高99%
原料条件により高い異物除去率を達成し、後工程の安定稼働・製品品質向上・歩留まり改善に貢献します。高純度フレーク(選別率99%)の確保により出荷単価の向上も期待できます。
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05ランニングコスト低減
風力による乾式選別方式のため、リサイクルプラント全体で使用する水量を抑え、リサイクルのランニングコストを低減します。
ジグザグ選別機の仕組み
Structure
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01投入
上部ホッパーから原料をロータリーバルブにより定量投入し、ジグザグダクトを自然落下させて簡易的に滞留させながら落下させます。
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02風選
ダクト内の吸引気流と送風により、軽量異物を上方へ巻き上げ、重量物を下方へ落下させて分離します。
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03排出
軽量物はサイクロン側で回収し、重量物はロータリーバルブを通じて下部から排出し、重量物と軽量物に選別します。
こんな方にオススメ
Recommendation
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ASR処理業者
微細な繊維くずを前処理で除去し、金属・樹脂の回収効率を高めたい。
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家電・OA機器リサイクル事業者
粉砕プラに混入する発泡片を取り除き、高純度フレークを確保したい。
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再生樹脂ペレットメーカー
異物混入率の低いフレーク原料で高付加価値ペレットを安定製造したい。
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産業廃棄物中間処理業者
軟質プラ(異物)混入で評価が下がる硬質プラを高単価で出荷したい。
リサイクル事業は商研へ
商品の詳細な情報はカタログからご覧ください。
また、製品に関してのご質問やご相談などお気軽にお問い合わせください。
製品仕様
Product Specifications

項目 | 単位 | SAS-3000 | SAS-6000 | |
---|---|---|---|---|
モーター容量 | kW | 5.5+1.5×3 | 30+2.2×3 | |
処理能力 | kg/h | 2000~3000 | 6000~8000 | |
対応可能材料寸法 | mm | 3~22 | 50~100 | |
A | 奥行き | mm | 2500 | 4200 |
B | 全幅 | mm | 1100 | 4126 |
C | 全高 | mm | 4500 | 7151 |
機械重量 | kg | 約2000 | 約5000 |
製品仕様
Product Specifications

- SAS-3000
- SAS-6000
項目 | 単位 | SAS-3000 | |
---|---|---|---|
モーター容量 | kW | 5.5+1.5×3 | |
処理能力 | kg/h | 2000~3000 | |
対応可能材料寸法 | mm | 3~22 | |
A | 奥行き | mm | 2500 |
B | 全幅 | mm | 1100 |
C | 全高 | mm | 4500 |
機械重量 | kg | 約2000 |
項目 | 単位 | SAS-6000 | |
---|---|---|---|
モーター容量 | kW | 30+2.2×3 | |
処理能力 | kg/h | 6000~8000 | |
対応可能材料寸法 | mm | 50~100 | |
A | 奥行き | mm | 4200 |
B | 全幅 | mm | 4126 |
C | 全高 | mm | 7151 |
機械重量 | kg | 約5000 |